ドロミテ越えてオーストリアへ

　イタリア２１日目＆オーストリア５日目　湖畔〜ザルツブルグから南に１１３km地点 森林　その道こそが有名であるドロミテ街道は、まさに自転車こそが相応しい旅行手段だと思うのだけど、実はこのルートで出会ったフルパッキンのサイクリストはごく僅か。最初は不思議に思っていたけど今となっては理由がよくわかる。　だってさぁ　ドロミテは荷物満載の自転車で走るには厳しすぎる環境だからだ。平気で２０００m越える峠を連発してくる上にその斜度が１０％を超えてくる凶悪な場所も多い。私も世界各国数多くの峠を登ってきたけれど、このレベルでキツい山岳地帯は数えるほどしか記憶にない。　今日こそは本格的な山岳地帯を走り終えてフワッフワな自転車走行を！とか思ってたのに、初っ端に出てきた坂の斜度標識が１２％ときた。もう両足が爆発するぞ。　それはそれとして良い道なんだよ　だからこの地域ではレンタルバイクショップを沢山見るのか　若しくはゴンドラを利用するのだ普通は　でも個人的な意見だが峠道ってむしろ登ってる時の方が楽しいんだよ。フルパッキンでの下り坂というのは車重の重たすぎる旅行自転車にとって割と怖いところも多く、相当気を使って進まねばならない一方、上り坂のなんと気楽なことか。いや楽じゃないのだが。　それでも今日はこの１本で峠は終わり　下り坂を挟んで地味にもう１本キツすぎる登り返しがあったものの、ここからは山に囲まれた湖を巡

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