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フィレンツェでパーフェクトデイズを観る


先日、フィレンツェの映画館で、ヴィム・ヴェンダース監督の映画「パーフェクト・デイズ」をアントネッロと観てきました。1月に公開され始めて、すでに何週間か経っているし、平日だったのに映画館は結構人が入っていました。イタリアでも、ヴィム・ヴェンダースの映画はファンが多いので、彼のネームバリューもあるけれど、私のように友達に勧められて、口コミで見に行った人も多いのではと思います。
東京都の公衆トイレの清掃員をしながら、日々の暮らしを丁寧に淡々と送る主人公、平山(役所広司)。そんな彼にいくつかの変化が訪れる。映画の鑑賞者は、彼の細かな毎日の生活パターンを繰り返し見ているから、ほんのわずかな変化から彼の心境の変化を感じ取るのです。
私が好きなシーンはいくつかあるのですが、その中のひとつはスナックのママ(石川さゆり)がギターに合わせて「朝日のあたる家」を歌う場面。彼女の力強く伸びる歌声と着慣れた和装姿はオーラを放っていて、とても印象的でした。全部イタリア語吹き替えになっていましたが、この歌の部分だけは日本語のままで、イタリア語の字幕が付いていました、主人公が丁寧に畳を掃除するのに使う箒とか、玄関にきちんと並べておいてある鍵や小銭とか、そんな何気ない物でさえ美しく見えてしまうのは、ヴィム・ヴェンダースの魔法なのかもしれません。
サントラも全ての曲が全部保存版!
音楽や映像、登場人物のセリフや仕

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