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石窯の前でのひととき


昨日は、私の腰を労って、5人もメンバーがパン焼きを手伝いに来てくれました。メンバーの一人の友人で、旅行中のスペイン人の女性もエプロンをして手伝ってくれました。イタリア語が話せる彼女は、バルセロナで有名なガルシア・マルケス図書館の館長なのだとか。グーグルで調べたら、世界図書館アワードで受賞したこともある、素晴らしい現代建築の図書館でした。
パンを焼く前に窯の温度を適温に下げるため、蓋を開けっぱなしにして暖をとりながらおしゃべりするのが、冬のパン焼きの最も楽しい時間です。誰が言い始めたのか、話題は、風邪を引いた時の家庭での昔ながらの治療法。70代のCさんは、喉の痛みには、暖炉の灰を布に包んで喉に充てていたのだとか。一度、火がついた炭のかけらが入ってて大変なことになったって笑いながら言っていました。スペインから来た彼女は、豚のラードとタイムを合わせて練ったものを胸に塗ると咳が止まったのだそうです。「日本は頭が痛い時に梅干しをこめかみに貼るのよ」と言ったら、へえー!ってみんなビックリしていました。こういう昔からの知恵は、どの国にもあるものですね。


温度がちょうどよく下がって、窯を綺麗にして、中にパンを入れ、蓋をして45分。ゴツゴツパンが美味しく焼けました。
水車小屋では色んな出会いがあるのがとても楽しいです。
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今日も読んでくださってありがとうござい

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