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大雨のトスカーナ


先週の大雨で、フィレンツェ周辺の各地では洪水や土砂崩れの被害が出ました。我が家も、朝起きたらこんな状態。一見すると、四駆だったら走れるかも?と思ってしまいましたが、やっぱり無理。

山から流れ込んできた石が道をふさいでしまって、車で通ることができません。私はこの日、医療通訳とアパートのチェックインがそれぞれ2件ずつ入っていて、朝からどうしてもフィレンツェに行かなくてはいけなかったので、歩いて山を下りることにしました。やはり歩きが一番確実!幸い、雨が降っていなくてよかったです。

我が家の土砂なんて本当に軽い被害で、空港の近くや、プラート、ピストイアでは川の堤防が決壊し、床上浸水をした住宅が沢山あります。車が流されてしまったり、残念ながら亡くなった方もいました。広範囲で、数日間、電気も水道も使えなかったそうです。今晩も雨と強風の予報。これ以上被害が広がらないことを祈っています。

久しぶりにこうして歩いてみた森は少しずつ紅葉が始まっていました。
先週の雨は、1966年の11月に起こったフィレンツェ大洪水に比較できるほどの降雨量だったそうですが、フィレンツェのアルノ川がそれほど増水しなかったのは、うちの近くにあるビランチーノのダムのお陰です。洪水の経験から、1999年に貯水と治水の目的で造られたこのダムが、アルノ川に流れ込む水量を調整してフィレンツェを守っているんです。

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