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プーリア版スクロヴェーニ礼拝堂

旅行blog

さて、アントネッロが教会内に入って感動していたのは、内部の壁を全て覆い尽くす美しいフレスコ画のせいでした。

1400年代前半に描かれたとされるフレスコ画には、アダムとエヴァの楽園追放やノエの箱舟、キリストの生涯などの物語の他に、この聖堂の聖人であるアレッサンドリアの聖カテリーナの物語も描かれています。



エジプトのアレッサンドリア(アレクサンドリア)の知事の娘であった聖カテリーナは、ローマ皇帝によるキリスト教徒の迫害を批判し、斬首刑にかけられます。
遠いエジプト出身の聖人なので、不思議な動物が描かれているのでしょうか?7つの首を持つヒョウ(?)とか、口が2つある馬とか。



この聖堂は望遠鏡を持っていくと良いかもしれません。
上は「アダムとエヴァ」



こちらは、アントネッロが一番好きだった「創世記」
きになる部分が余りに多すぎ!時間をかけながらゆっくりと鑑賞しました。



底なしの淵の入り口と、その鍵を手にする天使。
この下にはうようよと這い回るいろんな怪物が描かれています。


人々の表情とか怪物のバリエーションとか、15世紀のプーリアで、これ程までに表現力が豊かな画家が存在していたことに驚きます。ジョット ーよりも時代は後ですが、パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂を思わせるような、空間でした。


Basilica

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