『あれも嫌いこれも好き』。
国際結婚
世界中で愛されている絵本、 『100万回生きたねこ』の著者、 佐野洋子さんのエッセイを初めて読んでいます。歯に衣着せぬ文体で綴られる、 ブフッと吹き出してしまう様なユーモラスなお話が続くのかと思っていたら、 予期せず、心の一番脆弱な部分をギュッとされる様な場面が出てきたりして、 最初は、「え？え？？」と俄かに動揺。幼い弟さんの面倒を見ながら、 北京から引き揚げてきた時の様子が書かれた章と、 自転車を爆走させてお父さんのために鰻を買いに行くお話は、 読んだその日、一日中、 事あるごとにそのシーンが脳裏に浮かんで涙目になってしまいました。この感覚、久々に味わったな・・・、 としばし回顧した後、 「ああ、北大路公子さんのエッセイを初めて読んだ時の衝撃に似てるんだ。」 という結論に至りました。今のこのご時世では絶対に世に出されないであろう トピックや表現が散見されますが、個人的には、 色んな意味で、この位はっきりしている方が好きです。 ・・・今日は、珍しく、読書感想文（笑）を載せてみました。上記の文章は、既にイン
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