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イタリアが止まった日




(先週、フィレンツェに仕事で向かう途中、小高い丘から見えたドゥオーモ。高い建物がないから、ちょっと高い場所に行くと必ずクーポラが見えます。)

昨日はローマ法王の葬儀がヴァチカンで行われました。

私はアントネッロとスーパーで買い物をしていたのですが、葬儀が始まる10時丁度にそれまで流れていた店内の音楽が急に止み、ほとんど説明はなく、ただ「1分間の黙とうをしましょう」というのみがありました。それまで普通に買い物をしていた人たちも、商品を手に取ったまま、ピタッと停止して、ジッとしています。目を閉じている人もいれば、そうでない人もいるけれど、ストップモーションのように皆が止まった1分間は不思議な体験でした。

パーパ・フランチェスコのことをイタリア人は"Era uno di noi "(私たちの一人だった)と言います。
カソリック教徒の頂点に立つ立場にありながら、常に民衆に寄り添った彼は、近年で最も愛されたローマ法王だったのではないでしょうか。移民や貧しい人々に対して頻繁に救済の手を差し伸べ、亡くなる数日前には受刑者を訪問したのだとか。亡くなった後も、葬儀には彼らも参列したのだそうです。

どうか彼の意志を継いだ後継者が選出されますように。

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