ギリシャ神殿とボンゴレのパスタ
チレント地方での楽しみの一つがバールの朝ご飯。
泊まったB&Bの朝ご飯は断って、通り掛けに見つけた小さなバールで朝食をとりました。日曜日の朝だったので、地元の人が自家製のお菓子やブリオッシュを大量に買っていく様子は圧巻でした。私はラム酒シロップがたっぷりかかったババ、アントネッロはジャム入りのブリオッシュ。写真はないのですが、見かけは普通のブリオッシュだけど、ほのかに塩味で甘くない生地にオーダーが入るごとにアマレーナのジャムを詰めてくれるんです。フィレンツェでは食べたことがない味。旅ではこういう発見が楽しいですね。
ここにはギリシャ植民地時代の遺跡が残っています。ペストゥム(Paestum)という地名は海の神の町「ポセイドーネ」が訛ったものなのだそうです。ティレニア海の沿岸部から内陸に2キロほどのこの場所に、船でやってきたギリシャ人が町を築いたのは、気候が温暖で水が豊富にある土地だったからでしょう。
個々の一番の見どころがこの写真で見えている、俗にネットゥーノ(ネプチューン)の神殿と呼ばれている建物です。
どっしりとした太い柱が上に向かって細くなる典型的なドーリス様式の建造物で、中にも入って見学することができます。
あちー!夏にペストゥムに行くなら涼しい朝のうちに行くのがおススメです。私たちも8時半の開館と同時に入りました。遺跡エリアはワン
コメント