２度目のサハラは向かい風

　モロッコ６１日目　ゲルミンの町〜マラケシュから南西に約４２０km ラスオウミルの町　さてここから先は本格的なサハラ砂漠。町と町との間隔が開き、自転車では距離的に野宿を余儀なくされる場所も多い。とりあえず次に宿がある町は１３０kmくらい先みたいで、１日走り続ければギリギリ辿り着くことが可能なレベル。　・・・という状況で寝坊したのは確信犯なのでは？そもそもサハラの土地で走行距離に掛かってくる大きな要素は「風向き」にある。それが今日明日と向かい風の時点で、気合入れて走るつもりは毛頭なかった。　１０時前にようやく出発　そんで道間違えたりしつつ　ゲルミンの町といわずモロッコの主要都市には町の出入口に門が建てられてること多いのだが、この門を越えると完全に別世界になったというか、人工物がほぼ無くなった。　町を出たのだから当然か　といっても周囲は農地が広がるし、道路なんて片側２車線の大きく立派なソレである。カーブでもないのにガードレールがずっと設置されてる辺り、まだまだ大都市圏内と評しても良いかもしれない。　かなり快調に走るが　１時間もしないうちに風がごうごうと正面からぶつかってくるように。この地域は特に午後から風が強くなるそうで、つまりは天気予報の示した通り。そこまで分かってて何故寝坊した？　幸いだったのが直ぐに１車線へと戻ってしまった道路であるが、隣に工事途中の新設道路が延びていたこと。こ

リンク元